ウォータースタンドのコンパクトなサーバー
最近人気が出てきた、「水道直結型ウォーターサーバー」ですが、従来の「宅配水」タイプと、どこが違うのでしょう。
水道直結型と宅配水型、水の違いは?
水道直結型と宅配水ウォーターサーバー、利便性の違いは?
水については宅配水型、利便性については水道直結型に軍配を上げました。
今回は、気になる費用の面を比較してみます。
また、すべての違いを考慮したうえで、水道直結型に向いている場合、宅配水に向いている場合を考えてみます。
水道水直結型と宅配水型のウォーターサーバー、費用の違いは?
水道直結型の料金体系の大きな特徴は、「定額」というところです。
原水は水道の水ですので、要するに、「サーバーのレンタル料のみ」ということですね。
もちろん、水道代と電気代は使用量に応じてかかります。
電気代については、宅配水も同じですが、水道代がかかるのは、直結型のみです。
ですので、厳密には、「サーバーレンタル料+水道代」と考えるのが正確です。
ですが、水道代が費用の中に占める割合としては、小さいでしょう。
具体的にいくらかかるのかを見てみると、ダイオーズという業者の「ピュレスト」では、普通の浄水タイプが月2,980円、RO水タイプが月3,980円になっています。また、「ウォータースタンド」という業者では、普通の浄水タイプで月3,980円、RO水タイプで月5,980円になっています。
これを、宅配水と比べてみます。
宅配水にもいろいろなタイプがありますが、天然水はそもそも比べる対象として不適切だと思いますので、ミネラル添加をしていないRO水の業者と比較します。
このタイプの宅配水で代表的なのはアルピナウォーターで、もっとも費用が安い業者の一つです。
アルピナウォーターの費用としては、サーバーレンタル代が月572円、水の料金が12リットルボトル1,050円です。
アルピナウォーターのホームページに、平均的な使用量とコストの試算が載っているのですが、それによると、4人家族で1か月あたり5本使用するとすると5,822円、2人家族で1か月あたり3本使用すると3,722円となっています。
こうしてみると、意外に差がありません。
むしろ、少人数家族の場合は、宅配水の方が安くなる可能性もあります。
ただし、水道直結型の場合は、定額制ですので、通常の飲料水としての用途のほかにも、料理用や、米を研いだりする用途にも躊躇なく使えますので、積極的にそのような使い方をすれば、水道直結型の方が安くなる可能性が高いでしょう。
また、宅配水の場合、北海道など、業者の工場から遠方の場合は送料がかかってしまうケースが多いです。
その場合は、水道直結型は、有力な選択肢になるでしょう。
まとめ
まとめると、次のようなことが言えると思います。
・少人数世帯の場合は、水道直結型と宅配水は同程度か、宅配水の方が安くなる場合もある。
・4人家族など、ある程度の使用量がある場合は、水道直結型の方が安くなる可能性が高い。
・使用量が多くなればなるほど、水道直結型のお得感が強くなる。
・送料がかかる地域の場合、水道直結型にメリットがある。
思ったほどの差があるわけではないですが、やはり使用量が多い場合は水道直結型の方が費用は少なくて済むというところでしょう。
結論 水道直結型に向いている場合と宅配水に向いている場合
また、水の違い、利便性の違い、費用の違いをすべて加味したうえで、水道直結型に向いている場合、宅配水に向いている場合を考えると、次の結論になります。
水道直結型に向いている場合
・とにかくわずらわしいことをなくしたい場合。利便性最重視の場合。
・使用量が多く、なるべく費用を抑えたい場合。
宅配水に向いている場合
・水のおいしさを優先する場合。天然水を飲みたい場合。
・一人暮らしや二人暮らしなどで使用量が少ない場合。